勝手に動く財布の留め金
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侍論(1)基礎解説編

はじめに

侍は趣味だと言われている。非常に高いコストを要求する割に、他のアタッカーの劣化になりがちだからだと。事実、侍の採用率は極めて低く、攻略記事で紹介されることは殆どない。

誤解だといわねばならない。確かに、最低限動かすだけでも必要なリソースは他アタッカーの比ではなく、また装備やパーティの組み方が難しいのは間違いない。だが、それらを乗り越えた侍はアタッカーとして唯一無二の性能を誇り、彼らを採用することで攻略が容易になるダンジョンは少なくない。

当シリーズはその助けとするものであり、第一部である本記事においては侍の性質を解説し、第二部にて運用方法について述べ、第三部で主要なビルドの紹介を行う。

侍の強さを実感して頂ければ幸いだ。

侍の概要

一撃の重さが持ち味の前衛アタッカー。それが侍である。剣士や忍者では歯が立たない硬い相手にも有効打を通し、相手が柔らかければワンパンさえ可能である。一方、基本的に攻撃回数と行動回数はどちらも1回と限られており、救出役がいる後半のダンジョンでは敵を減らすことがまずできない。固有の戦術スキルである二天一流や味方のフォローなどを活用する必要があるだろう。また、前衛であるにも関わらず職業スキルは攻めに振り切った構成であり、耐久の確保にも一工夫が要求される。

おしながき

  • 高い単体火力の秘訣
  • 二天一流の性質とその運用法
  • 耐久の確保方法

高い単体火力の秘訣

  • [2.0倍]アイテム攻撃力
  • [1.4倍]刀装備
  • [侍Lv15]一撃必殺…攻撃回数が1の場合に攻撃力2倍、攻撃威力1+0.4*(現レベル-1)倍
  • [侍Lv30]不屈…体力の減少度合によって最大2.5倍の攻撃威力ボーナス
  • [侍Lv70]剣豪…刀1.2倍と忍者に若干劣る必殺威力1.2倍

以上が侍の職業スキルである。注目すべきは[侍Lv15]一撃必殺。攻撃回数を1にする代わりに補正を得るスキルであるが、実はこの補正、そこまで大きな値ではない。仮にLv140の侍が防御力0の相手に攻撃する際に得られる補正は大体3倍程度であるが、これは多段攻撃にしてたったの4ヒット(344%)分を下回っているのである。多段アタッカー側が敵の防御力を突破できないというのなら話は別だが、そんなケースはまずありえない。ほとんどの場合で多段>単発であり、侍でさえ多段攻撃を使うほどに一撃必殺の立場は苦しいものだった。そうVer.7で初撃ダメージ補正が追加されるまでは。

初撃補正こそ侍の超火力の秘訣である。攻撃力から防御力の3倍を引いた値に応じて攻撃威力に乗るこのボーナスは、差が21万を超えると3倍にもなり、一撃必殺と併せて実に9倍強。ここまでくると多段ヒットで追いつくことは難しく、晴れて侍は敵単体への攻撃性能という長所を確立したのであった。

ただし、初撃ダメージ補正が乗らなければ、乗ったとしても半端な値では多段アタッカーに勝ち目はないということでもある。

二天一流の性質とその運用法

初撃ボーナスと同様に、侍へのテコ入れとしてVer.7で強化された戦術。

このスキルの所持者は、何らかの攻撃行動で敵を倒せると、二天一流の構えに入る。『構え』中は、大半の敵行動に対して確率で攻撃を行うようになる(倒せなかった時やターン終了時に解除)。

反撃に近い挙動ではあるが、反撃無効の影響を受けることはなく、攻撃時に受けるデバフも命中精度半減と非常に軽い。加えて、この攻撃で敵を倒すことができれば『構え』は継続するため、1ターンに事実上の通常攻撃を複数回行うこと、救出役がいる戦闘で敵を減らすことが可能になる。

行動した敵に対して攻撃を行う性質上、一度起動すれば物理に硬い前列を無視して、後列を殴れる点が優秀である。敵僧侶より遅い敵は救出させずに倒せるし、敵僧侶が救出を使わずに通常行動をした場合はその僧侶自体を攻撃することもできる。これが出来るようになると剣士や忍者より救出に強い。

運用にあたっては、試行回数を稼ぐため、可能な限り敵の行動前に『構え』ておくことが望ましい。結界割やバフなど味方のサポートが不十分な状態で、かつ不屈の補正も無しに、敵の体力を全損させねばならず、高い攻撃性能が要求される。

単純に物理で倒せない敵がいる他、空振りや危機回避でも失敗と、安定した発動は期待できない。発動までは隊列の影響を受け、基本的に物理に硬い敵最前列を殴らねばならない点と、1ターンに1回しか起動チャンスがない点も厳しい所。

防御性能の確保方法

前述したとおり、侍の職業スキルには耐久の文字がない。回避2倍の忍者や、武器である鎧に大きな補正が付く剣士には、耐えるという点で明確に劣る。

さて、耐久を実現する上で確実な物理耐性を鎧で稼ぐとすると、装備枠という意味で火力とのトレードオフになる。武器一つで何千何万と攻撃力が跳ね上がる侍には大きな損失であり、従って侍の攻防を両立するには可能な限り耐性ではなく、体力に回避、防御力といった数値で耐久を賄う必要がある。

幸い刀には、侍の必須スキルと高い耐久ステータスを兼ね備えるものがあり、優秀な称号品を入手できれば、侍の高い刀倍率と併せてかなり楽になる。回避だけでなく命中も稼げる獅子王刀は、ぜひ超レア壊れにしたい。また、体力については攻撃→体力変換で大きく嵩増しすることが可能。超レアを付けやすい氷竜の槍が便利だろう。

武器の耐久ステランキング(超レア壊れで10倍。侍の刀倍率は1.68~4.43)

順位防御力回避
1オメガパーツ剣(180)獅子王刀(90)
2国護りの刀(150)妖刀村雨(70)
3大地龍の剣(120)虹色小剣(50)

冒険の手記を見つけた!

侍大将のお気に入りセクレタリメモ

ピータン先生「セッタ警察24時(前編)」
豚先生「侍よ、再び!」

パズル確認に。補足すると、案外必殺確保に苦しむことが多い。日本刀、断罪の黒衣が便利。ケブラーが不要なら源氏の鎧も。命中は2万もあれば十分。

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