誰かのメモが落ちている……
ある剣聖の手記1
追加ダメージというものを活用しているだろうか?これは物理攻撃力とは別に、固定値として敵にダメージを与える数値である。
運による振れ幅の存在しないことが最大の特徴である。
ある剣聖の手記2
非常に大雑把な数式でまとめると
攻撃力+追加ダメージ-敵の防御力=ダメージ
といった感じになる
以下、自身の知る限りの効果をまとめてメモしておく
ある剣聖の手記3
追加ダメを伸ばしたいなら簡単だ
色んな追加ダメのスキルのついた細剣をたくさん持たせれば良い。一部の剣、刀、弓や銃もついているからアイテム図鑑はよく見ると良いだろう
様々な装備を集めて基礎値を伸ばせば、比例してダメージも伸びる
ある剣聖の手記4
さらに、レベルを上げて力を伸ばせば良い
力の基礎値は特に大事だ。25から35に上げるだけで4倍の倍率に跳ね上がる
力の弱い冒険者なら、クイックレイピアなどでシフトチェンジを持たせ、敏捷を伸ばすと良いだろう。大抵はそれで火力が伸びる
ある剣聖の手記5
君主の職業スキルの貫通やトリケラトプスの角の持つ追加ダメ倍率を伸ばすスキルもあれば嬉しい。ただし、投擲武器や格闘なら一部の超レアでも付かなければそもそも存在しないからあまり考えなくても良い。
重ね掛けをすれば、火力はその分乗算され強力になるだろう
ある剣聖の手記6
同じ敵に一回の行動で何度も攻撃をするのも大事だ
何度も攻撃を続けたら、追加ダメの威力は当たるごとに伸びてゆく
回避の下手な敵相手は気持ちの良いダメージを与えられて爽やかな気分になれるから、剣聖を連れて行くとオススメだ
ある剣聖の手記7
隊列補正は追加ダメージにもきっちりとのる。隊列には気をつけるべきだ
でも、前にいるなら戦士や君主が、後ろは魔法使いや僧侶、狩人が邪魔なのが悩みどころだ
ある剣聖の手記8
攻撃威力にも気をつけるべきだ
一発ごとの威力が増える。追加ダメージ主体だから攻撃の基礎値を蔑ろにして良いという理由はあまり無い
ある剣聖の手記9
必殺威力も大事だ
防御をすり抜けて当てれるから硬い敵にはより効果的だ。必殺耐性の極端に高い敵以外なら大抵は火力を大幅に上げられる
ある剣聖の手記10
特攻、君主の指揮、単騎突撃やアタックアップの補正も大きい
これらを意識するのは基本的なことだが、物理アタッカーの基本は全て考慮する必要があると考えて良い。追加ダメージも物理攻撃の一部なのだ。
攻撃力と違う点を挙げれば初撃補正が無いこと、運による攻撃力の振れ幅がない固定ダメージだということくらいだろうか?
ある剣聖の手記11
そして物理攻撃の一部だから、剣聖以外ならばヒット数が重なれば攻撃力と同様に減衰する
追加ダメージの多段ヒットによる威力上昇補正と、物理攻撃の減衰補正を比較すると後者の方が補正が強い。
ヒット数が増えるごとにダメージ量は目減りしていくので、剣聖以外は追加ダメージの威力上昇補正は無視しても良いだろう
ある剣聖の手記12
追加ダメージは剣聖の心眼や、修道者の不殺、侍の一撃必殺の補正とは全く関わりのないステータスでもある
つまり、追加ダメージは剣聖が制約を気にせず伸ばせる攻撃力であり、修道者が不殺を無視して敵を物理で殴り殺す助けとなる
しかし、一撃に全てをかける侍には全くと言って良いほど役に立たないステータスとなるだろう
ある剣聖の手記13
様々な装備を組み合わせて追加ダメージの基礎値を伸ばすことは、火力が伸びる以外のメリットもある。敵の大盾やパリイをすり抜けやすくなるのだ
手数という利点を潰されると、侍以外の近接物理アタッカーの火力は激減される。これらのスキルを持つ敵が出てくるようならば、追加ダメージの基礎値を見直すと良いだろう
ある剣聖の手記14
追加ダメージにも苦手な敵はいる。迷宮の奥にたまにいる鋼鉄のモンスターたちが代表的だ
追加ダメージへの高い耐性とやたらと高い防御力で無効化して来る手合いが、とにかく苦手なのだ
追加ダメージ主体のアタッカーは、この手の敵に相対したら他のアタッカーに任せてしまおう。必殺耐性も持っていたらさらに無理だ。諦めよう
ある剣聖の手記15
これらの追加ダメージの苦手となる敵の特徴は、翻せば敵の追加ダメージを受けるときの有効な防御手段となる
つまり高い防御力、貫通耐性、必殺耐性を整えるのだ。味方ならサイボーグなどはそういう敵の攻撃を簡単に無力化してくれるだろう
ある剣聖の手記16
以上、追加ダメージの仕様である
冒険がグッと楽になるというものではないが、知っていれば剣聖以外でも要所要所で役に立つ場面が生まれてくるだろう
それにしても、装備枠が足りない……
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